今でも人気健在!
流行語大賞にもなった
「もつ鍋」人気の秘密とは
噛むとジュワーッと濃厚なエキスが溢れるプリップリの食感がクセになる「もつ鍋」。発祥地である博多のもつ鍋は、ニラとキャベツをたっぷりいれるところが特徴。かつおベースに醤油をきかせた「醤油味」が昔からある伝統的な味ですが、最近では、素材そのものの味わいを引き出すさっぱりした味わいが魅力の「塩味」や刺激的な味がクセになる「辛味噌」、最近では「チーズ」を加えたものなど、定番から創作系までさまざまなスープを選べるのももつ鍋の魅力ですね。
福岡・博多においては、第二次世界大戦後にもつ肉とニラをアルミ鍋で醤油味に炊いたものがルーツで、炭鉱で働いていた朝鮮半島の人々が作り始めた物で「ホルモン鍋」とも呼ばれていました。
1992年、東京に博多風もつ鍋店がオープンすると、安くてボリュームがあり、酒によく合うということもあり、バブル景気崩壊後の風潮ともマッチして、東京を中心に広く知れ渡るように。その年「もつ鍋」は同年の新語・流行語大賞銅賞を受賞するほどのブームとなりました。